日仏フォーカス
日仏両国において、美容業界は戦略的分野として位置付けられています。グローバル・リーダーとしての地位を誇るフランスにおいて、美容業界は航空業界に次ぐ輸出産業です。一方、日本はグローバル市場で中国、米国に次ぐ第3位の消費国です。常に新製品を熱望している消費者や、スキンケアの深い知識を持ち、顧客体験の質にこだわる専門家が多く存在します。
パンデミックがいかにゲームのカードを切り直したか? 日仏美容業界のリーダーや関係者が、いかにパンデミックやデジタル・アクセラレーションに対応し、消費者の持続可能な商品・サービスへの期待に応えているか? カスタマージャーニーを再構築するために、いかに技術やビジネスモデルのイノベーションのチャンスをつかんでいるか。
この度は、超ダイナミックな消費者市場のイノベーションの中心にいる専門家からの証言を集め、消費者体験を持つ生産から小売りまでのバリューチェーンの様々な段階で、今日と明日のビジネスのあり方を考えているすべての人々に向けて、日仏プリズムを通した展望をご紹介できればという願いを込めて企画しました。