日本酒の蔵元が着用する伝統的な 前掛け。 この伝統は5世紀も続いています。 19世紀に末に豊田佐吉により開発された豊田式人力、或いは汽力式織機。 1926年には豊田自動織機製作所設立されました。しかし時代の変遷と共に、前掛けの製造が衰退していくことになります。西村和宏氏が2000年にANYTHING(えにし、縁)を設立し、この廃れかけた前掛けの製造を、当時の豊田織機買取り復活させることになります。(前掛けの歴史をたどる本*が出版されました。)

現在ANYTHINGは、日本とのつながりをアピールしたいと願う米国や欧州(特にフランス)のレストランやコンセプトショップに数千枚販売しています。 iRASSHAiの暖簾もANYTHING製です。 前掛けには、多くの利点があるのをご存知ですか? 美しく丈夫な統一感。レストランやブランドの宣伝ツールとしての役割。そして一日中立ちっぱなしの人にとり、腰椎を支えるという重要な役割もあるのです。

場所:101 rue de Turenne 75003 Paris(11時~17時)

*お勧めする本 – なんでも前掛け:日本の前掛けが世界を制覇する

著者:ソフィー・ガレ=ソアス|エディションズ・アキノメ

10月4日より書店にて発売

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