CEFJ 4月14日 会員月例交流会(オンライン) 概要

4月14日、オンライン会議
CEFJは、外出制限期間中、メンバーとのコミュニケーション継続のため、初のオンライン会議を開催いたしました。約40名が参加、隔離期間中の企業状況や対策について(Air Liquideと資生堂)、また準備進行中のSCCプロジェクト、コスメティックプロジェクトについて進捗状況を発表いたしました。今後も、毎週オンライン会員集会やテーマ別WEBINARSを開催していく予定です。

CEFJは、外出制限期間中、メンバーとのコミュニケーション継続のため、初のオンライン会議を開催いたしました。約40名が参加、隔離期間中の企業状況や対策について(Air Liquideと資生堂)、また準備進行中のSCCプロジェクト、コスメティックプロジェクトについて進捗状況を発表いたしました。今後も、毎週オンライン会員集会やテーマ別WEBINARSを開催していく予定です。

  • 会員イマクリエ 社代表取締役 鈴木慎吾氏からのサポート。

イマクリエ社は、テレワークを活用したアウトソーシングならびにコンサルティング事業をグローバルに展開。国内外50,000名以上のスタッフが登録されている。ソーシャルディスタンスが求められるこの期間、最適の活動を展開している。

  • CEFJ副理事長 後藤健氏(みずほ銀行パリ支店支店長)の離任近づく

100%在宅勤務に成功。4月から名古屋に着任が決まっている。トヨタなどの大手企業を担当予定。後任は平塚氏。理事のポストを引き継がれる。

  • 発表:エアリキード国際・欧州関係担当局長 Laurent DUBLANCHET

フランス政府から緊急医療用資材調達要請を受けエア・リキード、ヴァレオ、シュナイダー、PSAグループ4社は、コンソーシアムを結成。3月中旬より人工呼吸器の特別生産を始めている。エアリキード社では、病院向け人工呼吸器や医療用酸素生産など医療分野が占める割合は総売上げの20%を占める。エア・リキード医療システムの生産拠点アントニー工場では月1,000台以上生産。5月中旬までにコンソーシアムにより10,000台生産予定。同社は240人の追加を動員し生産能力を30倍アップしている。5月中旬以降コンソーシアムはフランス国外のニーズにも対応予定。現在 エアリキード本社では100%在宅勤務を行っているが、稼動している製造現場と密接に直結。コンソーシアム・メンバー企業とのスキルの補完性により電子部品の供給とリーン生産方式を行っている。

  • 発表:資生堂グループEMEA社長 & CEO Frank MARILLY氏

最近メディアは資生堂グループがとった措置に多いに注目した。まず政府による3月13日金曜日の外出制限発令の前に、同グループはいち早く従業員の自宅待機要請を決定した。「People first 」は、資生堂グループの8つの企業理念の一つである。フランスと他のEU諸国の従業員の賃金維持を迅速に保証する対策を取った。国によっては、この種の対策が不可能な場合が多い中、一時的失業者への労働者支援を発表したフランス政府を称賛。資生堂グループの従業員は、アクティブに様々なプログラムに参加している。デジタルアカデミーは、1日に約700のコースを提供。Axis mundiと連携したホットラインでは、心理療法士とコーチを紹介。現在のような状況において、心理的ケアー役立つサービスである。子供のいる従業員の自宅勤務にあたり、テレ・ベビーシッティングが注目を集める。社会活動の一環として、資生堂グループは、フランスやEU諸国の赤十字に多額の寄付をした。ロワレの香水工場では、従来の製造ラインをアルコール消毒ジェル製造に当てている。資生堂グループは国への貢献を忘れない。約40人の従業員がボランティアで、当局の指示のもと、病院や高齢者介護施設にジェルを提供している。

  • CEFJのプロジェクト進捗状況:外出制限期間中の現在は、正にアイディアを十分に練る最良のチャンス。プロジェクトの無い未来は、未来とは呼べない!をモットーに、CEFJでは、着々とプロジェクトを準備推進しております。

1_)SCCプロジェクト: エイコグループ ジェネラルマネージャー Frédéric Jonchet氏 & Aïna Randriamalala氏より

Startup Creativity Challenge (SCC)第2弾を準備中。専門分野ごとに構成されているチームで準備を行っている:スタートアップを取りまとめるSineora、ファシリテーターおよびコネクターとしての役割を担うCEFJ、コミュニケーション担当EikoおよびインキュベーターとしてのMatrix。

3つのテーマ

  • なぜ日本/フランスと?: 両国のエコシステムの異文化適応
  • 日本/フランス行きの準備: 次のステップに進むためのツールとコンテンツの提供
  • 日本/フランスへ定住: 進出のサポート

第2弾の目的:テーマに沿いいくつかのワーキンググループの構成。12月3日のステーションFでの企画に向けプロジェクトに参加するスタートアップを選出。現在までに、サイバーセキュリティ(リーダー企業タレス)環境、フードテック、エネルギーなどのテーマも推進中。 SSC準備チームは、仕組みを作り上げ、大企業とスタートアップ間の関係、 準備チームを構成するスタッフ企業がそこにどのように関わるかを明確化する作業を完成中。例えば1年間SCCのヴィジュアル・コミュニケーションを活発化しポッドキャスト形式を導入しSCC準備期間中もメッセージ発信の機会を提供。。SCC3ヵ年プログラムは、スタートアップ、イノベーション発展分野における日仏協力の更なる推進に貢献することが目的。2021年の第3弾は日本での実現を目指している。

  • 参加協力:丸紅株式会社 パリ農産食品部門マネージャー 香村由美氏

丸紅株式会社は、日本を代表する大手総合商社。香村氏は原材料から製品までを扱う農産食品グループに所属。世界の人口増加に伴い、2050年までにどのように人々が食にありつけるかを問う。スタートアップなどが推進する外部イノベーションに大いに関心を示しSCCに期待を寄せている。

  • 参加協力:タレス国際関係担当バイス・プレジデントMarion PARADAS氏

現在フル回転の病院の情報システムは、一連の攻撃やウイルスにさらされている。タレスは、サイバーセキュリティ強化の面で病院をサポートしている。SCC推進にもなんらかの貢献をしたい。

2)コスメ関連プロジェクト: F&JP CEO Nousha SAINT MARTIN 氏より

CEFJにテーマ「デジタルディスラプションと美」を提案。資生堂やモード関連の流行観察分析する専門エージェントネリーロディらの大いなる参加のもと推進されている。コスメは今デジタル化(IoT、ビッグデータ、ソーシャルクラウド、拡張現実)で大きく進化しているセクターである。パーソナリゼーションやリーテイル・エンターテインメントなどなど。このイベントを通じニュー・プレーヤーとゲームチェンジャーを迎え4つのテーマをめぐりメガ・トレンドへの対応・影響などの見解をを日仏を軸として展開する。

  • 発言:ネリーロディ 創設者 Nelly RODI氏より

この困難な時期に資生堂がとった特別措置についてフランク・マリリーを称賛し、また「デジタルディスラプションと美」に関するコスメ・イべントワーキンググループへの参加への感謝を述べた。このイベントを迎えてくれる資生堂に感謝の意を表明。

  • 発言(東京から!)まかないこすめ代表取締役 立川真由美氏より

コスメ業界が受けているCOVID-19の影響を懸念する一方、ビデオチュートリアルを利用して独自の美容製品を作るスキンケアキットの新しいブランドを立ち上げル、と表明。

  • スポーツ界から一言:DSC社長 Séverine DESBOUYS氏、CEFJ理事

東京オリンピック・パラリンピックやツール・ド・フランスなどのスポーツ大会の延期・中止決定を勇気ある、そして皆を安心させる決定として評価する。 COVID-19を廻るすべての状況において団結力は必須。著名アスリートたちも、病院の看護スタッフを支援するためにボランティア活動を行っている。

  • 最後にひとこと、CEFJ会長代行Pierre KUCHLYより

全会員に参加への感謝を表明。と同時に、外出制限期間中および解禁後の引き続き更なる慎重な対応を呼びかけた。この微妙な時期の企業様々な取り組みを称賛。経営者は現在非常な危機に瀕している。自宅待機期間解禁後の措置、特に従業員に対する企業責任など、多くの問いかけがあり、課題は山積みである。企業とその従業員が安心して安全に活動を再開できるように、今後どのような対策や法的措置と保護が導入されていくのか…続いて追っていく。

CEFJ 4月14日 会員月例交流会(オンライン) 概要